児童が大学で学ぶ日進市と大学の連携事業「子ども大学にっしん」が同市の愛知学院大で開校し、入学式に続き市内の小学校４〜６年の５０人が裁判や経済の仕組みを学んだ。

　市内に密集している大学を活用しようと、中部地方初の事業として昨年度から始まった。教員ら専門家が来年２月までの計４回、市内５大学で新聞ができる課程や医学の未来などを講義する。

　入学式では、学長の萩野幸三市長が「大学生と同じ環境で学ぶ体験ができるいい機会。しっかり勉強して」とあいさつ。参加者は法廷を模した教室で模擬裁判を見学したり、会社の法律上の仕組みを解説する講義を受けたりした。市民講師からは、市内の自然の豊かさを学んだ。

（2012年12月6日　中日新聞朝刊なごや東版より）