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中日新聞掲載の大学記事

2012.11.11

明治神宮野球大会 三重中京大が初戦突破 準々決勝で法大と対戦

 第43回明治神宮野球大会は10日、神宮球場などで開幕した。1回戦5試合を行い、10校参加の高校の部は北照(北海道)浦和学院(関東)が、11校出場の大学の部は三重中京大(愛知・東海・北陸)桐蔭横浜大(関東2)福岡大(九州)が準々決勝に進んだ。

 浦和学院は4−3で高知(四国)を下し、北照は3−1で京都翔英(近畿)に競り勝った。

 桐蔭横浜大は7−0で松山大(中国・四国)に7回コールドゲーム勝ち。三重中京大は京都学園大(関西2)に6−4で勝った。福岡大は道都大(北海道)に3−1で逆転勝ちした。

■チームつないだ決勝犠飛 8回 松下「必死だった」

 右翼線に打球が上がった瞬間、やっと責任を果たせた気がした。同点にされた直後の8回。決勝犠飛を放った三重中京大の松下は「打てなかったらどうしようって、びくびくしてた。いいところに飛んでくれた」。

 1死1、3塁。1ボール1ストライクからのスクイズは相手に読まれ、ファウルでしのぐのが精いっぱいだった。ここまで得点機の空振り三振など無安打。追い込まれ、自信よりも焦りが大きかった。「来た球を振るだけ。必死だった」。スクイズを防いで気の緩んだ京都学園大・白浜が失投。高めの変化球をうまく右翼に運んだ。

 4失点のうち3点は失策絡み。「なんとかして則本に次も投げさせてあげたかった」。ここまでチームを引っ張り上げたエースに報いたい。その気持ちが結果につながった。

 学校は本年度限りで閉校する。まだ試合ができることが何よりもうれしい。準々決勝は東京6大学優勝の法大戦。「思い切っていくしかない。仲間と最後まで楽しくやりたい」。力を出し切ることだけを考えて、強豪との1戦に臨む。 (宇佐美尚)

【大学】
桐蔭横浜大(関東2) 0012031―7
松山大(中国・四国) 0000000―0
(7回規定によりコールドゲーム)
(桐)小野−氏家
(松)松本、松井、真鍋、赤松−政岡
本塁打小野、小林(以上桐)

京都学園大(関西2) 010101010―4
三重中京大(愛知・東海・北陸) 10003002x―6
(京)稲垣、白浜−中野
(三)則本−法本

道都大(北海道) 000000100―1
福岡大(九州) 00000003x―3
(道)佐藤−太田
(福)行弘、唐仁原、中島−梅野

(2012年11月11日 中日新聞朝刊28面より)
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