愛知大学野球秋季リーグ（中日新聞社後援）第５週３日目は１日、名古屋市の瑞穂球場で１部の２回戦１試合があり、中部大が３−２で愛産大を破り、対戦成績を１勝１敗とした。

　中部大は１点を追う５回、無死満塁から菱田のスクイズで同点。続く栗本の三ゴロの間に松岡が生還して勝ち越した。６回には清水、辻の連打でさらに１点を加えた。愛産大は９回、１点差に迫ったが、なおも１死一、三塁で、藤岡が併殺打に倒れた。

■菱田きっちり同点スクイズ

　負ければ入れ替え戦が濃厚になる試合で、５回に同点スクイズを決めた中部大の菱田。満塁で本塁封殺の危険もあったが「（三走の）佐竹はチームで一番の俊足。絶対に大丈夫と信じていた」。

　敵失と四球が絡んだ絶好のチャンス。打ちたい気持ちは抑え、変化球を落ち着いて一塁側に転がした。チームはここまで勝ち点１。この先も負けられない試合が続くが「いつも通りプレーすること。明日も、やってきたことを出すだけ」。３戦目も全力プレーで勝ち点奪取を目指す。

◇瑞穂（１勝１敗）
中部大　００００２１０００―３
愛産大　００１０００００１―２

（2012年10月2日　中日新聞朝刊21面より）