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2012.09.07
松阪でワークショップ 中心市街地の目指す姿は? 全国の大学生ら議論
■今夜、住民と意見交換
建築やデザイン、都市計画を学ぶ全国の学生が、松阪市のまちづくりを考える「シャレットワークショップ」が5日から、市中心市街地で開かれている。街歩きや聞き取りを基に夜通し議論を重ね、中心市街地の目指すべき姿をまとめる。7日夜には、中間発表と地元住民との意見交換会がある。(戸川祐馬)
日本建築学会都市計画・デザイン教育小委員会とNPO法人「まちづくりデザインサポート」の主催。毎年全国各地で開催し、今回が8回目。学生、大学院生23人と指導する教授ら15人が参加している。
学生らは5日、城下町の街並みが残る殿町や魚町、駅前商店街などを歩いて視察。6日は、市職員や本居宣長記念館の吉田悦之館長らから街の歴史や市街地整備、景観などについて説明を受けた。その後、「全体計画」「松阪駅・駅前」「寺社地」「町人地・長谷川邸」「武家地・原田邸」の5つのグループに分かれ、アイデアを出し合った。
伊勢市出身の中部大工学部3年宮本和徳さん(27)は、高校3年間を松阪市で過ごしたが「旧家を存続させることの大変さがよく分かった」と明かす。寺社地班に所属し、「寺社と地域とのつながり、寺社の生かし方を考えたい」と意気込んだ。
兵庫県たつの市出身の山口大大学院理工学研究科1年植田裕基さん(23)は、松阪らしさとして木綿、食、鈴の3つを挙げた。「学生としてできる可能性を探りたい」と語った。
学生らは9日の最終発表会に向けて議論し、提言をまとめる。成果は小規模な模型に表現する。
中間発表・意見交換会は7日午後6〜8時。最終発表会と景観まちづくりシンポジウムは9日午後1時〜4時半。会場はいずれも市産業振興センター(本町)で。一般傍聴可。
(2012年9月7日 中日新聞朝刊松阪・紀勢版より)
建築やデザイン、都市計画を学ぶ全国の学生が、松阪市のまちづくりを考える「シャレットワークショップ」が5日から、市中心市街地で開かれている。街歩きや聞き取りを基に夜通し議論を重ね、中心市街地の目指すべき姿をまとめる。7日夜には、中間発表と地元住民との意見交換会がある。(戸川祐馬)
日本建築学会都市計画・デザイン教育小委員会とNPO法人「まちづくりデザインサポート」の主催。毎年全国各地で開催し、今回が8回目。学生、大学院生23人と指導する教授ら15人が参加している。
学生らは5日、城下町の街並みが残る殿町や魚町、駅前商店街などを歩いて視察。6日は、市職員や本居宣長記念館の吉田悦之館長らから街の歴史や市街地整備、景観などについて説明を受けた。その後、「全体計画」「松阪駅・駅前」「寺社地」「町人地・長谷川邸」「武家地・原田邸」の5つのグループに分かれ、アイデアを出し合った。
伊勢市出身の中部大工学部3年宮本和徳さん(27)は、高校3年間を松阪市で過ごしたが「旧家を存続させることの大変さがよく分かった」と明かす。寺社地班に所属し、「寺社と地域とのつながり、寺社の生かし方を考えたい」と意気込んだ。
兵庫県たつの市出身の山口大大学院理工学研究科1年植田裕基さん(23)は、松阪らしさとして木綿、食、鈴の3つを挙げた。「学生としてできる可能性を探りたい」と語った。
学生らは9日の最終発表会に向けて議論し、提言をまとめる。成果は小規模な模型に表現する。
中間発表・意見交換会は7日午後6〜8時。最終発表会と景観まちづくりシンポジウムは9日午後1時〜4時半。会場はいずれも市産業振興センター(本町)で。一般傍聴可。
(2012年9月7日 中日新聞朝刊松阪・紀勢版より)