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2012.07.28
生物多様性 私たちが守る! 「経済にも利益」 愛知学泉大教授が豊田・松平高で講演
豊田市の松平高校で、カメの研究で知られる愛知学泉大の矢部隆教授(動物生態学)の講演があり、生物の多様性を維持する大切さを訴えた。
講演は市内の東海丘陵湧水湿地群がラムサール条約に登録されたのを機に、身近な自然環境について理解を深めようと開催。ボランティアで里山整備をしている2年生ら50人ほどが耳を傾けた。31日にも別の講師の講演がある。
矢部教授は矢作川や同校近くを流れる巴川で、ワニガメやアメリカナマズなどの外来種が見つかり、在来種への影響が懸念されると指摘。人間は食料や医薬品に多くの動植物を利用しており、在来種を守って絶滅を防ぐことは経済的にも利益があるといい「生物多様性を維持することを文化として定着させなくてはいけない」と呼び掛けた。(諏訪慧)
(2012年7月28日 中日新聞朝刊豊田版より)
講演は市内の東海丘陵湧水湿地群がラムサール条約に登録されたのを機に、身近な自然環境について理解を深めようと開催。ボランティアで里山整備をしている2年生ら50人ほどが耳を傾けた。31日にも別の講師の講演がある。
矢部教授は矢作川や同校近くを流れる巴川で、ワニガメやアメリカナマズなどの外来種が見つかり、在来種への影響が懸念されると指摘。人間は食料や医薬品に多くの動植物を利用しており、在来種を守って絶滅を防ぐことは経済的にも利益があるといい「生物多様性を維持することを文化として定着させなくてはいけない」と呼び掛けた。(諏訪慧)
(2012年7月28日 中日新聞朝刊豊田版より)