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中日新聞掲載の大学記事

2012.07.18

紙芝居新作「魂の木」を披露 「孫六座」が中部学院大生に

 関市桐ケ丘の中部学院大で、学内の共通講座「美濃と飛騨のふくし」があり、市内で活動する朗読紙芝居団体「孫六座」が学生約200人に新作「魂の木」を披露した。

 江戸期の同市若草通一帯を舞台にした民話「名無木(ななしぎ)」を再構成。厳しい取り立てに苦しむ農民を救うため代官を殺害した庄屋が処刑される悲話を、紙芝居に仕立てて披露した。

 会場ではナレーターや庄屋役が情感を込めたせりふで魅了。庄屋が代官に嘆願する場面では、学生らは吸い込まれるように紙芝居を見つめていた。

 上演後、団員は会結成のいきさつや活動内容を紹介。桜井興平さん(71)は「目と耳で鑑賞できるので、老化が進んでも存分に楽しめる」と紙芝居の魅力を話していた。(成田嵩憲)

(2012年7月18日 中日新聞朝刊中濃版より)

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