長久手市近隣の大学生らが２５日、市役所を訪れ、新設された市長執務室「市政サロン」で吉田一平市長とまちづくりの意見交換をした。

　日進市の名古屋商科大で地域活性化がテーマの講義を受ける６人と、長久手市の愛知淑徳大で地域貢献活動をする８人が来室。市の伝統野菜「真菜」を使った商品開発や、市と学生による連携イベントなどのアイデアを吉田市長にぶつけた。

　愛知淑徳大４年の志水希穂さん（２１）は「考え方が柔軟で、いい意味で市長らしくない方だった。ぜひまた訪れたい」と話していた。

　市政サロンは「気軽に市民と語らう場を」との吉田市長の意向で４月から運用。公務がない場合は可能な限り市長が在室し、市民と面談する。

（2012年6月27日　中日新聞朝刊なごや東版より）