学生自ら、大学図書館が購入する本を選ぶ「学生選書ツアー」が１３日、中区の書店などであった。

　図書館ネットワーク「ＴｏｓｈｏＲｉｎｇ（図書リング）」に参加する県立大、県立芸術大、愛知淑徳大、名古屋学芸大、名古屋外語大の学生２３人が参加。１人２万円の予算の中で選んだ。

　学生らの意見交換会「ブックパーティー」も開かれ、それぞれが選んだ本を熱心に説明し合った。県立大日本文化学部２年の加賀紀実さん（１９）は学術書など１０冊を購入。「本が好きなので選ぶのが楽しかった」と話した。

　学生が購入した本は「図書リング」を通じて各大学の図書館間で共有される。（原田晋也）

（2012年6月15日　中日新聞朝刊市民版より）