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中日新聞掲載の大学記事

2012.06.04

創薬現場の現在を紹介 名市大で講演会

 将来の創薬を担う人材を育成する東海地区(愛知、岐阜、三重、静岡県)の連続講演会が始まった。日本薬学会の医薬化学部会が「創薬人育成スクール」と題して進める産学連携事業。民間製薬会社の研究員が講師を務め、創薬現場の状況を学生に解説する。

 初回は5月30日、薬学部生らを対象に瑞穂区の市立大であり、200人が講師の話に耳を傾けた。武田薬品工業医薬研究本部の石原雄二主席部員が「医療の現場で必要なくすりを創る」と題して講演。学生らに「新薬開発は成功確率が低く根気がいるが、1人1人の研究者が粘り強く取り組んでいる」と訴えた。

 今後は「患者の明日を変える創薬研究」や「ひとつの薬を創るために」などをテーマに、10月までに学部生を対象に2回、大学院生を対象に1回の講演会が予定されている。

(2012年6月4日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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