進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2012.06.01

愛知大学野球 MVPに愛院大・萩原

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)の表彰選手が31日、担当記者の投票で決まり、最優秀選手賞(MVP)に愛院大の萩原大起投手(3年、静岡・常葉菊川高出)を選んだ。初受賞。敢闘賞は名城大の森田将行投手(2年、同)。新人賞は愛院大の原崎匠人投手(1年、静岡高出)。

 萩原は5勝負けなし。防御率0.81で最優秀防御率賞も獲得し、5季連続優勝の立役者になった。森田は萩原に次ぐ4勝0敗で、前季最下位だったチームの2位浮上に貢献した。

 原崎は優勝が懸かる愛工大戦で初先発し、2安打完封するなど2勝を挙げた。

 ベストナインは牧内樹遊撃手が2季連続3度目、松本道成捕手は2季連続2度目の受賞。それ以外の選手は初めて。

 表彰選手には同日、名古屋市の瑞穂球場で行われた閉会式で賞状と盾が贈られた。

■新人賞は原崎

 新人賞の原崎は「1年生の春にしか、取れない賞なのでうれしい」と喜んだ。真っすぐの最速は高校時代と変わらない131キロだが、大学では打たせて取る投球に磨きがかかった。

 リーグ戦最後の登板となった20日の名商大戦で3勝目を逃し、「名商大の森と同じ2勝なので、受賞はないと諦めていた」。優勝チームで2勝挙げたことが評価され「守備が堅い先輩たちのおかげ」と謙遜したルーキー左腕。「これからも淡々と抑えていきたい」と話した。

■萩原 3冠に輝く

 MVPの萩原は最優秀防御率賞とベストナインも獲得し、「3冠」に輝いた。「特に防御率が取れたのは良かった」。140キロを超える直球を持つが、先発を任された今季は「速いだけじゃ、通用しない」。捕手から出されるサインの意図を考え、変化球で相手の打ち気をそらす投球術も手に入れた。

 現在は6月12日に開幕する全日本大学選手権に向け、最後の追い込み段階。「変化球の精度を上げられたら」と意気込んだ。

<愛知大学野球1部春季リーグ表彰選手>
最優秀選手賞:萩原大起(愛院大3年)
敢闘賞:森田将行(名城大2年)
最優秀防御率:萩原大起
打撃賞:清水翔大(中部大4年)
新人賞:原崎匠人(愛院大1年)

【ベストナイン】
投 手:萩原大起
捕 手:松本道成(愛大3年)
一塁手:大迫建斗(愛院大4年)
二塁手:松岡優斗(中部大4年)
三塁手:清水翔大
遊撃手:牧内樹(名城大3年)
外野手:橋本領太(名城大4年)、石橋拓朗(愛院大3年)、浜内優弥(愛院大4年)
指名打者:奥村泰規(中部大2年)

(2012年6月1日 中日新聞朝刊25面より)

戻る < 一覧に戻る > 次へ