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中日新聞掲載の大学記事

2008.07.31

植物の生命力など表現 名古屋造形大学長 グラフィック展 碧南

 名古屋造形大学長でデザイナーの高北幸矢さんのグラフィック展「増殖体都市」が、碧南市坂口町の市哲学たいけん村無我苑で開かれている。植物の生命力などをモチーフにしたポスターなど70点を展示している。入場無料。9月28日まで。

 高北さんは、道端やコンクリートのすき間から芽吹く草や、吹きだまりで見つかる小さな虫から感じ取るたくましい生命力を「都市の増殖体」と名付け、1991年からモチーフにしている。

 今回の展示では、葛(くず)が繁殖して電柱を食らうように覆い尽くした「甦(よみがえ)る生態系」や、中学校の美術の教科書にも採用された代表作の「戦いからエコロジーへ」などの大型ポスターを一堂に展示した。

 「花が散るのは、新しい命の再生を意味する終わりのない自然の循環」として、花の散り際を印象強い色彩で描いたシリーズ作品なども紹介している。(坂口千夏)

(2008年7月31日 中日新聞朝刊西三河総合版より)
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