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2012.01.17
児童虐待問題を南山大生考える 中日新聞記者が講師
昭和区の南山大で16日、名東区の市営住宅で昨年10月に中学2年の服部昌己君(14)が母親の交際相手の酒井秀志被告(38)に暴行され死亡した事件など児童虐待問題について考える講義があり、70人の学生が参加した。
信州大法科大学院の三枝有教授が担当する講義。「記者は一般市民の代わりに行政を見つめる。弁護士や児童相談所職員などプロとは違う視点に注目したい」と、事件を取材する中日新聞社会部の相坂穣記者が講師に招かれた。
「児童虐待と報道」と題する講演では「1人の命が失われたという事実を重く受け止めたい。子どもをはじめ弱者の立場に寄り添う取材を心掛けている」と取材を振り返りながら語った。
質疑応答では学生から「マスコミが児相の責任追及ばかりをすることに意味があるのか」「虐待が繰り返される根本的な原因は何か」といった声も。
相坂記者は「虐待の取材では、近所との関係が希薄で孤立した家庭に多く出合う。解決には地域社会の再生が必要。皆さんも関心を持ってほしい」と訴えた。
(2012年1月17日 中日新聞朝刊市民版より)
信州大法科大学院の三枝有教授が担当する講義。「記者は一般市民の代わりに行政を見つめる。弁護士や児童相談所職員などプロとは違う視点に注目したい」と、事件を取材する中日新聞社会部の相坂穣記者が講師に招かれた。
「児童虐待と報道」と題する講演では「1人の命が失われたという事実を重く受け止めたい。子どもをはじめ弱者の立場に寄り添う取材を心掛けている」と取材を振り返りながら語った。
質疑応答では学生から「マスコミが児相の責任追及ばかりをすることに意味があるのか」「虐待が繰り返される根本的な原因は何か」といった声も。
相坂記者は「虐待の取材では、近所との関係が希薄で孤立した家庭に多く出合う。解決には地域社会の再生が必要。皆さんも関心を持ってほしい」と訴えた。
(2012年1月17日 中日新聞朝刊市民版より)