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中日新聞掲載の大学記事

2012.01.14

キーン氏が来月名古屋大で講演 一般市民も参加可

 東日本大震災をきっかけに日本国籍を取得することを決めた米コロンビア大名誉教授の日本文学研究者ドナルド・キーン氏(89)が2月11日「世界の中の日本文学」と題して名古屋市千種区の名古屋大豊田講堂で講演する。

 キーン氏は米ニューヨーク生まれ。日米開戦を受けて米軍で日本語を学び、終戦後に京都大に留学した。日本の文学や文化を海外に広く紹介したことで知られる。

 漢字での名前表記は「鬼怒鳴門(キーンドナルド)」とし、現在は日本国籍を取得する手続きを進めている。国籍取得を決めた理由を「引っ越すことでしか、日本への恩返しはできないと思った」と話している。

 講演は世界の一線で活躍する研究者らを講師に招く名古屋大レクチャーの一環。事前の申し込みが必要だが、一般の市民も無料で参加できる。近く参加者の募集を始める。問い合わせは名大高等研究院=電052(788)6153=へ。

(2012年1月14日 中日新聞朝刊28面より)
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