進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2012.01.07

全国地区対抗大学ラグビー 愛院大2年ぶり3度目優勝

 第62回全国地区対抗大学ラグビー大会(中日新聞社後援)は6日、名古屋市の瑞穂ラグビー場で決勝が行われ、愛院大(東海北陸)が東京都市大(関東1区)を33−15で破り、2年ぶり3度目の優勝を飾った。

■目標は大学選手権

 窮地でも攻めを貫いた。シンビン(10分間の一時退場)でLO鈴木を欠いていた前半ロスタイム、SH桑田主将の突破を起点に愛院大が猛攻。一人少ない分を14人の運動量でカバーして、FB守田が右隅へ飛び込んだ。

 「ウチは攻めることしかできない。そういう練習を一年間続けてきた」と桑田。このトライでリードを11点に広げると、後半もスクラムトライなどで加点した。

 チームワークで勝ち取った優勝だ。今季は付きっきりで指導するコーチが不在。練習メニューは学生主体で考えた。寮では毎晩のように練習のビデオを見返した。理想とする攻撃ラグビーを突き詰め、結果を出した。

 決勝で2トライを挙げたWTB藤川、冷静なゲームメークが光るSO杉原らは来季も健在。藤川は「目標は東海リーグを制し、関西のチームにも勝って大学選手権に出ること。その力はある」と言う。近年の東海勢は関西の大学の前に苦戦続き。地区対抗優勝を景気づけに、愛院大が新たな「壁」に挑戦する。

 (木村尚公)

▽決勝
愛知学院大33 14−3 15東京都市大
(東海北陸)   19−12  (関東1区)
(愛知学院大は2年ぶり3度目の優勝)

(2012年1月7日 中日スポーツ5面より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ