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中日新聞掲載の大学記事

2008.04.03

愛知大学野球 春季リーグあす開幕

ここに逸材がいる

 東京の「佑ちゃん(斎藤佑樹=早大)ブーム」で、再び注目を浴び始めた大学野球。その火が付く前から“熱さ”を増し、プロ球界の視線も引き寄せているリーグが、日本の真ん中にある。

 1−5部27校がしのぎを削る愛知大学野球。2007年は長谷部康平投手(楽天1巡目=愛工大出)と山内壮馬投手(中日1巡目=名城大出)ら3人、06年も4人(育成を含む)のプロ選手が生まれた。野球少年の誰もが夢見る舞台への道を、東京や関西の大学に進まなくても切り開けることを証明している。

 07年も1年生ながら春秋13勝無敗という驚異的な活躍をした小川優投手(愛院大)を筆頭に、若い力が台頭。今年もまた、ニューヒーロー誕生の予感が漂う。

 単一県内で構成する全国唯一のリーグにして、プレーの密度もトップクラスの愛知大学野球。神宮の地を目指す若者たちの戦いが、4日開幕の春季リーグで始まる。

愛知大学野球リーグ

 1949年に7大学でスタート。当初は鳴海球場を主会場としたが、廃止に伴って瑞穂球場に移した。2006年秋には5部に全国初の大学女子チームとして中京女子大が加わった。

 各部とも春、秋にリーグ戦を開催。勝ち点方式の総当たり戦で競い、同一チームに2勝先勝すると勝ち点1が与えられる。入れ替え戦は上、下部2校ずつで実施する。春の優勝校はそのまま全日本選手権に出場し、秋の優勝校は明治神宮大会の切符を懸けて代表決定戦に進む。

(2008年4月3日 中日新聞朝刊30面より)

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