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中日新聞掲載の大学記事

2011.09.06

愛知大学野球 中部大、愛工大が先勝

 愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)が5日、名古屋市の瑞穂球場で開幕し、開会式に続いて1部の1回戦2試合があり、中部大と愛工大が先勝した。

 春季リーグ最下位だった中部大は1回2死から、清水の右越え本塁打と道野の左中間三塁打などで3点を先制。4季連続優勝を目指す愛院大を4−2で破った。

 愛工大は1点を追う8回、2死二、三塁で岡田が右中間三塁打を放ち、愛大に逆転勝ちした。

■積極性で先制 好投手を攻略

 積極性が生んだ中部大の先制攻撃だった。1回、愛院大の好投手浦野の前に簡単に2死を取られたが、「3人で終わりたくない」。3番清水はファウルで粘り、8球目。直球を振り抜くと打球は高々と上がり、右翼スタンドに届く本塁打になった。

 春季リーグは最下位で、入れ替え戦を経験した中部大。清水は「何をやってもうまくいかなかった」と振り返る。チーム全体が消極的で、打てる球を見逃していた。そんなナインに善久監督が出した指示は明快だ。「カウントを取りに来るストライクを打て」

 打撃練習ではこれまで見逃していた1球目を打った。振らなくてもきちんとした形でボールを見送るようになった。効果は表れた。1回、清水に続いて2点適時三塁打を放った道野も「初回だったので思いっきり振った」。攻める気持ちが生まれた結果だった。

 だが、喜ぶのはまだ早い。王者愛院大に先勝しただけで、勝ち点を奪ったわけではない。道野は「連勝しなければ意味がない」。戦いは始まったばかりだ。 (杉山直之)

◇瑞穂(中部大1勝)
中部大 301000000―4
愛院大 100000001―2
本塁打 清水(部)

◇同(愛工大1勝)
愛工大 010000020―3
愛 大 002000000―2

(2011年9月6日 中日新聞朝刊23面より)
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