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中日新聞掲載の大学記事

2011.05.25

愛知大学野球 名商大46イニング無得点 ワースト更新

■直後に得点、名城大に雪辱1勝1敗1分に

 名商大が名城大に5−0で雪辱した。対戦成績は1勝1敗1分けとなり、勝負を25日の4回戦に持ち越した。また、名商大は連続無得点イニングが46まで伸び、2001年に東海学園大が記録した45イニングのワースト記録を更新した。

■吹っ切れた

 不名誉な記録は回避できなかったが、勝利はつかみ取った。この試合の前まで44イニング連続無得点だった名商大は2回終了時点でワースト記録を更新。直後の3回に9番・小橋の適時打で記録をストップすると、その後は重圧から解き放たれたかのように安打を連ね、得点を重ねた。「監督としては屈辱的だけど、それで吹っ切れたかな」。中村順司監督(64)は苦笑いした。

 2回の攻撃を無得点で終えると、ベンチは沈んだ空気に包まれたという。だが、「悔しかったけど、集中していた」と小橋。5回終了後には中村監督が空手の間合いを引き合いに出して、打席でのタイミングの取り方を再確認。7、8回に3連打や本塁打で2点ずつを奪い、1分けを挟んだ連敗も5で止めた。

 「ホッとした。これ以上は負けられないので…」とは完封勝利の先発・上野。引き分けに終わった1回戦でも延長18回までゼロを並べたエースは、久しぶりの援護を喜んだ。 (麻生和男)

◇3回戦(1勝1敗1分け)
名商大 001000220―5
名城大 000000000―0
本塁打 荒木(商)

(2011年5月25日 中日スポーツ9面より)
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