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中日新聞掲載の大学記事

2011.05.16

故寺山修司さんと芸術家の交流紹介 愛院大で学会

 国際寺山修司学会が15日、名古屋市千種区の愛知学院大楠元キャンパスで開かれ、寺山さんの研究者らが成果を発表した。

 名古屋ボストン美術館長の馬場駿吉さんは「60年から70年代芸術と寺山修司・II」と題して講演した。寺山さんと交流があったイラストレーター横尾忠則さん、名古屋出身の宇野亜喜良さんらの名を挙げ「寺山さんとコラボレーション、共同で作品を作っていた」と紹介した。

 寺山さんが著述でのこした、1961年に名古屋出身の美術家荒川修作さんの彫刻作品「自殺機械」を初めて見た時の感想も読み上げ、来場者20人の関心を集めた。

 研究家小菅麻起子さんは寺山さんの歌集「空には本」の構成をテーマに話した。学会は寺山さんの業績を広めようと、愛知学院大の清水義和教授が中心となり2006年に設立した。

(2011年5月16日 中日新聞朝刊県内版より)

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