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2011.04.07
メイちゃん 名工大案内 「図書館は?」「正面から見ると右前」
■正面入り口に画像板 表情交え音声応答
「図書館はどこ?」と尋ねると「正面から見ると右前」と音声や地図で案内してくれる画像案内板が、名古屋工業大(名古屋市昭和区)の正面入り口にお目見えし、6日、記念式典があった。
案内板は2.2メートル四方で、手前に音声を拾うマイクがある。名工大にちなんで名付けられた「メイちゃん」という等身大で立体的に見える女性が映し出され、身ぶり手ぶりや表情を交えて質問に返答する。
学内の建物案内のほか、来校者が「自己紹介をお願いします」と話し掛けると「案内を担当させていただくメイです」と返事。画面に映る学長を「その写真のおじさんは?」と聞けば「名工大学長の高橋実先生です」と答える。
案内板設置に当たっては、名工大国際音声技術研究所の徳田恵一教授、李晃伸准教授らのグループが開発した音声合成や音声認識技術を活用。メイちゃんは6万語の単語を認識でき、あらかじめ入力された情報を基に受け答えする。入力情報を増やせば、受け答えの種類をさらに多くすることができる。設置までの費用は1500万円。
式典で高橋学長は「これからもこういった新技術を開発していきたい」と述べた。徳田教授は「役所内やテーマパーク内の案内など、活用できそうな場所は多いが、皆さんで新たな活用方法を考えてもらえたらうれしい」と話している。 (中村禎一郎)
(2011年4月7日 中日新聞朝刊県内総合版より)
「図書館はどこ?」と尋ねると「正面から見ると右前」と音声や地図で案内してくれる画像案内板が、名古屋工業大(名古屋市昭和区)の正面入り口にお目見えし、6日、記念式典があった。
案内板は2.2メートル四方で、手前に音声を拾うマイクがある。名工大にちなんで名付けられた「メイちゃん」という等身大で立体的に見える女性が映し出され、身ぶり手ぶりや表情を交えて質問に返答する。
学内の建物案内のほか、来校者が「自己紹介をお願いします」と話し掛けると「案内を担当させていただくメイです」と返事。画面に映る学長を「その写真のおじさんは?」と聞けば「名工大学長の高橋実先生です」と答える。
案内板設置に当たっては、名工大国際音声技術研究所の徳田恵一教授、李晃伸准教授らのグループが開発した音声合成や音声認識技術を活用。メイちゃんは6万語の単語を認識でき、あらかじめ入力された情報を基に受け答えする。入力情報を増やせば、受け答えの種類をさらに多くすることができる。設置までの費用は1500万円。
式典で高橋学長は「これからもこういった新技術を開発していきたい」と述べた。徳田教授は「役所内やテーマパーク内の案内など、活用できそうな場所は多いが、皆さんで新たな活用方法を考えてもらえたらうれしい」と話している。 (中村禎一郎)
(2011年4月7日 中日新聞朝刊県内総合版より)