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中日新聞掲載の大学記事

2010.11.19

名城大生 日進で利用実態調査 住民が求めるバス路線探る

 名城大理工学部(天白区)の学生が日進市の委託契約でコミュニティーバス「くるりんばす」の利用実態を調査している。

 調査は、理工学部建設システム工学科の松本幸正教授の研究室が2003年から実施。今年は同研究室の大学生、大学院生を中心に25人が参加している。

 17日には、日進市内8コースのバス8台に分乗。1日かけて全乗客を対象に、乗降バス停や利用目的、要望などを聞き取った。郵送アンケートも実施、結果を市に報告する。

 結果は実際に路線変更に生かされ、08年度は3路線で単方向運行から双方向運行に変更。09年度は、北コースをリニモ長久手古戦場駅バス停を経由する形に変えた。

 松本教授は「住民の意見を聞き、より良いコミュニティバスを目指したい。学生も、社会問題を肌で感じるいい機会になる」と意義を強調。昨年も参加した大学院修士1年の宮地祐麻さん(23)は「利用者との触れあいが大切。『頑張って』と励まされ、やる気がわく」と語った。 (坪井千隼)

(2010年11月19日 中日新聞朝刊市民版より)
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