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中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2026.07.07

歯科衛生学発展へ「研究所」 愛院大短大部が設立、シンポ

キックオフシンポジウムに参加した口腔保健総合研究所のメンバーら=名古屋市千種区の愛知学院大短期大学部で

キックオフシンポジウムに参加した口腔保健総合研究所のメンバーら=名古屋市千種区の愛知学院大短期大学部で

■地域住民から宇宙飛行士までケア

 愛知学院大短期大学部(名古屋市千種区)の歯科衛生学科に本年度、「口腔(こうくう)保健総合研究所」が新設された。開学150周年を記念し、歯科衛生学をさらに発展させる狙いがあり、地域住民の健康増進から宇宙での口腔環境の維持まで、幅広い分野の研究を推進する。

 歯科衛生士を養成する機関の中でも、こうした専門分野の研究機関の設立は全国初という。五つの専門チームで、基礎から臨床まで、地域包括ケアや宇宙環境で宇宙飛行士らの口腔環境を守る「宇宙歯学」などの研究に取り組む。

 同部で2日にキックオフシンポジウムがあり、京都大の寺田昌弘特定准教授が「口腔から支える有人宇宙飛行、宇宙時代の人を育てる、学際連携が支える有人宇宙飛行の基盤」と題して記念講演。宇宙歯学の発展について「歯科医師がすぐ来られない環境で口腔環境を維持するための研究は、高齢者や遠隔地、災害時の医療の応用にもつながる」と語った。

 所長の犬飼順子教授は「人々の日常に密着した予防と保健指導を担う歯科衛生士への期待はますます高まっている。他機関とも連携し、研究成果を社会に還元していきたい」とあいさつ。各専門チームの教授らによる研究成果や展望の発表もあり、学生ら約70人が参加した。(大野沙羅)

(2026年7月7日 中日新聞朝刊県内版より)
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