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お知らせ  学生活動  2025.12.12

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選挙を身近に アイデア披露 中京大生 県選管に

投票率を高めるためのアイデアを発表する中京大の学生=名古屋市中区で

投票率を高めるためのアイデアを発表する中京大の学生=名古屋市中区で

■若者向け 給食献立選びやゲーム型教材

 若者の投票率を高める方法を考えた中京大の学生が、名古屋市中区の県自治センターで県選挙管理委員会に成果を報告した。若いころから選挙を身近に感じられるようにと工夫を凝らしたアイデアを披露した。(鈴木啓太)

 県選管が選挙や政治に対する若年層の関心を高めようと2011年度から取り組んでいる大学との連携事業の一環。11月下旬、中京大総合政策学部の桑原英明教授(行政学)のゼミで学ぶ2年生15人が4班に分かれて発表した。

 松原幸哉さん、本村花蓮さん、村瀬詩歩さん、吉冨貴洋さんの班は、小学生が理想の献立を投票で選ぶ「給食総選挙」を提案した。

 投票率が低い要因として「自分の1票で何か変わるとは思えない」「政治に関心がない」といった感情が影響していると指摘。「投票が自分の生活をより良くする手段であるとの理解が早期に根付けば、将来の選挙も参加して当然のことだと関心を持ちやすくなる」説明した。

 ほかにも、すごろくのようにマスを進みながら社会問題を考えたり、議論したりするゲーム型教材など若者らしいユニークな提案が相次いだ。

 県選管事務局の服部誠局長補佐は講評で「同世代の誰よりも政治や選挙について深く考えてもらったと思う。経験を周りに伝えて、選挙の際にリーダー的な役割を果たしてほしい」と期待を込めた。

(2025年12月12日 中日新聞朝刊県内版より)
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