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靴脱ぎくつろげる空間、安心生む暖色照明… “新”ラウンジ 学生が提案

ラウンジのデザインを発表する学生=名古屋市昭和区の中京大名古屋キャンパスで
中京大の学生が、名古屋市昭和区の名古屋キャンパスにある学生ラウンジの改修案を発表した。空間デザインを手がける市内などの企業3社と共同で考案。大学側は、公園をイメージした空間など学生の意見を取り入れて工事を進め、来年3月に完成する。(三浦祐次郎)
ラウンジは学生向けの共有スペース。教室などが入るセンタービル6~8階の4カ所にあり、各45~230平方メートル。学生は3班に分かれ、小規模の2カ所を1班、残りを1班ずつが担当する。「交流の交差点」を意味する「クロスロード」をテーマに、5月からワークショップで議論を重ね、デザイン案をつくった。
ある班はピクニックができる公園をイメージし、ラウンジの一部に靴を脱いでくつろげる場所を設定。別の班は安心して過ごせるように暖色照明の使用を提案した。梅村清英学長は「全ての案が魅力的。学生の意見を取り入れた改修を進めていく」と話した。
企画は大学側が提案し、1~3年の有志22人が参加。誰もが和める場所を目指して議論してきたという3年の小林春日さん(21)は「大変なこともあったが納得のいくデザインができた」と話した。
(2025年11月21日 中日新聞朝刊県内総合版より)