協定書にサインする丸山校長（左）と石川学長＝中津川市の中津商業高で

　中津商業高校（中津川市）と東海学園大（本部・愛知県みよし市）は、高校生たちに大学の専門性を生かしたビジネス教育を提供する高大連携協定を結んだ。同大の教授らが今月中旬から、ドローンや交流サイト（ＳＮＳ）のビジネスでの活用法を伝える。（小佐野慧太）

　同高ではスイーツの新商品開発や宣伝、販売を毎年の授業に取り入れており、近年は生徒が自発的にＳＮＳなどを活用するようになっている。先端的なツールをビジネスに生かそうと考える生徒たちのニーズを踏まえ、同高の主な進学先の一つとなっている東海学園大との連携を決めた。

　年内にはドローンビジネスを研究する経営学部の米本倉基教授らが授業をする。

　５日に同高で調印式があり、丸山裕校長は「これまで教員の手の回らなかった分野で充実した教育を生徒に提供できる」と期待。同大の石川清学長は「大学の専門分野でお役に立てて大変うれしい」と話していた。

（2025年11月7日　中日新聞朝刊東濃版より）