協定書を手にする金城学院の小室理事長（左）と名古屋銀行の藤原頭取＝守山区の金城学院大で

　金城学院大を運営する金城学院（守山区）と名古屋銀行は２０日、連携と協力に関する包括協定を結んだ。２０２６年度から同大が全学科の学生を対象に導入する実践的な学び「プロジェクト科目」での協力などを予定し、人材育成や社会課題の解決に取り組む。

　両者は従来も銀行の顧客企業の店舗デザインや持続可能なビジネスプランづくりなどで協力し、産学連携を進めてきた。プロジェクト科目でこうした取り組みを深化させるほか、同大で保健師を目指す学生の実習を名古屋銀が引き受けるといった協力も進める。

　同大で開かれた締結式で金城学院の小室尚子理事長は「地域社会と手を携えて、よりよい社会の実現に向けてあらゆる挑戦を続けていきたい」とあいさつ。名古屋銀の藤原一朗頭取も「今回の包括連携を通じ、地域活性化に貢献していきたい」と語った。

（2025年10月21日　中日新聞朝刊市民総合版より）