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お知らせ 2025.07.31
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トイドローンで災害状況把握 足助病院の周辺撮影 東海学園大が実験

トイドローンを操作する学生=豊田市岩神町で
実験は、地震が発生し、山あいにある病院周辺のインフラが損害を受けた可能性があるとの想定で行われた。同大の学生が病院敷地内の5カ所からトイドローンを飛ばし、高度20メートルから病院の目の前の橋や川、山の様子を撮影した。機体からスマートフォンを介して病院側に共有された画像には、川の流れや山の木々が鮮明に写っていた。
トイドローンは重量が100グラム未満の小型ドローン。米本教授は「安価で導入しやすく、ドローンの操縦資格を持たない病院職員でもすぐに扱える」と説明する。
足助病院はこれまでも同大やドローンを扱う企業と連携を進めており、山間部での薬の運搬や災害時での活用方法を模索している。小林真哉院長は「新しい技術を日常的に活用できるよう実験に協力していきたい」と話した。(大谷津元)
(2025年7月31日 中日新聞朝刊豊田版より)