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お知らせ 2025.06.04
行政や地域課題巡る 市との連携事業紹介

名市大が取り組む「共創まちづくり研究推進事業」が紹介されたシンポジウム=栄のナディアパークで
名古屋市立大(瑞穂区)が市と連携して行政や地域課題の解決を目指す「共創まちづくり研究推進事業」を紹介するシンポジウムが3日、栄のナディアパークであり、市民ら約250人が参加した。
事業は昨年7月に始まり、少子化や健康長寿など学内の公募で採択した50件の研究課題に取り組んでいる。シンポジウムは研究の中間報告を兼ねて初めて企画された。
4人の研究者がそれぞれのテーマについて講演。人間文化研究科の松村智史准教授は、市の子ども・子育て政策の歩みに関して歴代の市子ども青少年局長にインタビューした内容を紹介した。オーラルヒストリー(口述歴史)の手法を用いることで、公的な文書だけでは十分に伝わらない当事者の思いや葛藤が継承できるとし、「市の子ども政策は現場の声や市民のニーズを大事にして発展してきた」とまとめた。
研究者と市職員によるパネルディスカッションもあった。(中川耕平)
(2025年6月4日 中日新聞朝刊市民版より)
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