協定書を手に、握手を交わす広瀬学長（左）と藤原頭取＝中村区の愛知大名古屋キャンパスで

　愛知大と名古屋銀行は、連携・協力に関する包括協定を結んだ。地域活性化につなげるのが狙いで、地域の経済情報・動向の発信や相互の人材育成、学生のキャリア形成支援など６項目で連携する。

　具体的には、中国・江蘇省にある名古屋銀行南通支店で学生の視察を受け入れるほか、名古屋銀行の取引先と愛知大をつなげ、産学連携を図るとした。愛知大と名古屋銀行は２０１３年にキャリア形成に関する協定を結んでおり、今回の協定締結で、さらなる連携強化につなげる。

　中村区の愛知大名古屋キャンパスで２月２６日にあった締結式では、広瀬裕樹学長と藤原一朗頭取が署名。広瀬学長は「今回の包括連携協定の締結が、地域社会の課題解決につながることを願っている」とあいさつ。藤原頭取は「南通支店での学生の視察受け入れなど、新たな学びの場を提供していきたい」と述べた。

（2025年3月5日　中日新聞朝刊市民版より）