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学生活動 2025.02.28
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SDGs×食育 かるたで学ぼう

絵札を探す小学生=春日井市出川町のくんぱるハウス神領で
持続可能な開発目標(SDGs)の観点から子どもたちに食の大切さを知ってもらおうと、中部大(春日井市松本町)でメディア情報社会学を学ぶ学生16人が「SDGs食育かるた」を製作した。かるたは春日井市内の三つの放課後児童クラブに寄贈された。
情報の発信方法を学ぶ中部大生と、食育事業に取り組む調味料メーカー「コーミ」(名古屋市東区)が共同製作。両者は3年ほど前から協力しており、学生がコーミの食育事業をパンフレットや交流サイト(SNS)で紹介するなどしてきた。
今回は「子どもから親世代まで楽しみながら学べる方法」という学生の意見により、かるたが採用された。学生がSDGsの目標をもとに「余ったら フードバンクを 活用だ」など、読み札と絵札のデザインをそれぞれ51枚分考案。コーミがかるたを製造し、約半年の期間を経て完成した。
同大4年の佐藤健さん(22)は「似た表現にならないよう工夫した。楽しみながら食の大切さを学んでくれたらいい」と期待した。
21日にくんぱるハウス神領(春日井市出川町)であった贈呈式で、学生と小学生が早速かるたを楽しんだ。負けた悔しさで涙を流す子どももいるほどの白熱ぶりを見せ、多く絵札を集めた参加者にはコーミのソースが贈られた。
かるたを希望する施設、団体はコーミ・中部大学コラボ事務局=052(957)7480=まで。(伊藤純平)
(2025年2月28日 中日新聞朝刊近郊版より)