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スポーツ  2024.09.02

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全日本大学女子駅伝 8連覇へ土台づくり 名城大 岐阜で高地合宿 地元児童と交流も

高地での練習に励む部員ら=岐阜県高山市高根町の日和田ハイランド陸上競技場で

高地での練習に励む部員ら=岐阜県高山市高根町の日和田ハイランド陸上競技場で

 全日本大学女子駅伝で7連覇中の強豪、名城大(名古屋市)女子駅伝部は今年も、岐阜県の高山、下呂両市にまたがる飛騨御嶽高原高地トレーニングエリアで合宿をしている。今年で10年目の恒例行事。その間に日本のトップへと成長した部はさらなる優勝を目指し、標高1200~2200メートルの過酷な環境下で練習に励む。(北川鈴乃)

 同部は2017年から同駅伝の連続優勝記録を更新しており、全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)も6連覇中。パリ五輪に出場した山本有真選手らを輩出した。今夏は21人が同エリアでの合宿に参加。午前6時から15キロを走った後、体幹を鍛えたり、ペースを変化させながら走ったりと練習メニューをこなす。

 酸素濃度が薄い同エリアで走り込むことで、平地での血液の循環が良くなる。10月の全日本大学女子駅伝に向けた今回の合宿には、普段から選手の食事を作る名古屋学芸大管理栄養学部の学生も同行。4年の谷本七星主将(22)は「他大学も強いので、危機感を持って練習している。最大のパワーを秋に発揮できるよう、ここで土台をしっかりつくらないと」と頂点を見据える。

 地元との関わりも深めており、8月24日には米田勝朗監督が高山市の指導者らと交流。昨春に入部した同市出身の瀬木彩花さん(20)は同28日、母校の北小学校で全校児童約700人を前に講演した。

 瀬木さんは小学校の頃から鬼ごっこが大好きだったと振り返り、何事も楽しむことが大切と強調。「何を食べたら足が速くなりますか」など児童からの質問に答えた。3年の児童(9)は「先輩に有名な陸上選手がいると知ってびっくり。走るのが好きだから長距離を頑張りたい」と話した。

(2024年9月2日 中日新聞朝刊県内版より)

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