包括協定を結んだ湯沢学長（左）と飯田教育長＝愛知県庁で

■高校生向けキャリア教育

　県教委と藤田医科大（豊明市）は６月２８日、社会課題を解決する人材の育成を目指す包括協定を結んだ。医療分野で高校生が専門的なキャリア教育などを受けられる。

　県教委が既に実施している高校生向けの講座で、藤田医科大の医療分野を来年度のテーマに加える方針。また、藤田医科大が開いている高校生の職場体験でも、今後は県教委が窓口となって実施校を増やす。

　県庁で協定書の締結があり、飯田靖教育長は「愛知から社会課題に向き合うチェンジメーカーをつくりたい。その点で藤田医科大には望んでいた環境がある」と期待した。

　湯沢由紀夫学長は「ヘルスケア領域を支える人材を養成していきたい」と意気込んだ。（轟野乃子）

（2024年7月9日　中日新聞朝刊県内総合版より）