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お知らせ  2024.06.06

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看護師 悩み相談して 修文大 卒業生向け窓口を今夏設置

悩みを受け付ける相談窓口の専用フォームを紹介する相撲学部長=一宮市の修文大で

悩みを受け付ける相談窓口の専用フォームを紹介する相撲学部長=一宮市の修文大で

■離職防止へ 病院側と連携

 看護学部のある修文大(一宮市)は、卒業生の看護師が悩み事を相談できる窓口を今夏に開設する。コロナ禍以降、新人看護師の離職率が高くなっており、病院での悩みを解決して離職を防ぐ狙い。学生時代を知る教員が直接相談に乗り、病院側とも話し合う。大学と病院が連携して看護師の相談窓口を設けるのは県内でも珍しいという。(猿渡健留)

 日本看護協会(東京)の調査では、コロナ禍以降の2021、22年度の新卒看護師の離職率は10%を超え、05年以降で最も高い水準となった。修文大看護学部には約430人の学生が在籍するが、感染対策のため病院での実習が十分にできず、経験不足のまま就職して悩みを抱えてしまう卒業生が多かったという。

 想定する悩みは、配属された部署が自分に合わなかったり、人間関係がうまくいかなかったりして、退職や休職を考えること。教員が卒業生から丁寧に悩みを聞き取り、必要があれば病院に事情を説明して職場での配慮を促す。病院側としても新人看護師の学生時代の様子が分かれば指導に生かせるといい、大学と病院の連携は看護師個人への理解を深めることにもつながる。

 電話が苦手な若者が多いことを考慮し、窓口はオンライン上の専用フォームに相談内容を書き込んでもらう形式にした。その後、面談かメッセージのやりとりで相談をする。看護学部の相撲(すまい)佐希子学部長は「卒業生が看護師として長く勤められるようにするのも大学の責任。なかなか言い出せない悩みを聞いて、卒業生と病院の架け橋になれれば」と話した。

(2024年6月6日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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