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学生活動 2024.05.12
愛知万博20周年 彩りどうする? 名古屋 装飾づくりへ大学生が会議

装飾のテーマについて議論する学生たち=名古屋市中区で
万博で掲げたテーマ「自然の叡智(えいち)」などを継承するため、県が進める行事の一環。大学ごとに1~4チームを組み、木材や布などを使ってモジュール(飾り棚)を作る。公園4カ所で6期に分け展示する。
初会議は同市中区三の丸2の県自治センターであり、24チームを代表して学生31人と教員が出席。公園を訪れるなどして考えた飾り棚のテーマを発表した。廃材を使う(名古屋芸術大)、循環型社会を考えるきっかけになるように水を活用する(名城大)など自然環境に関する案、子どもに人気のジブリ作品のイメージ色を使う(県立芸術大)案などが出た。
名古屋市立大大学院修士1年の鷹見紅歩(べにほ)さん(22)は、家族で愛知万博に行ったが記憶にはないといい「万博について知る良い機会なので、私たちが感じたことを発信したい」と語った。今後4回の会議を重ね、デザインを作る。河合泰・県企画調整部長は「万博で考えた持続可能な社会づくりは今も通じる。楽しみながら、次の世代にどう伝えるかを考えてほしい」と話した。(鈴木凜平)
(2024年5月12日 中日新聞朝刊県内版より)