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お知らせ 2024.03.17
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コロナで中止…4年 ようやくセレモニー 日進・名古屋外大 19年度卒業生ら
日進市の名古屋外国語大で16日、新型コロナウイルス禍で中止になった2019年度の同大卒業生と同大学院修了生の卒業セレモニーがあった。卒業生と修了生計約1040人のうち約80人が4年ぶりに母校を訪れ、恩師や友人たちと「卒業」を祝った。
20年2月末、新型コロナ感染拡大を受け、同大は約1カ月後に予定していた卒業式の中止を決定。卒業証書は、亀山郁夫学長がサインを入れた、当日読むはずだったメッセージとともに郵送した。当時は、キャンパス内に置いた卒業式の看板前で、「記念に写真だけでも」とスーツや着物姿で写真を撮る卒業生の姿も見られたという。
亀山学長は式典で出席者を前に、4年前に郵送したメッセージをそのまま朗読。「他者への共感力と批判的思考力を養い、異なる他者を自分の心の中に溶かし込む力を手に入れてほしい」という言葉を贈った。
三重県からはかま姿で出席した会社員の池端桃子さん(27)は「コロナ禍で卒業後、全然会えていなかった友人に会えてうれしかった」と喜び、岐阜県から出席した主婦の山田祐奈さん(27)は「結婚や就職など、みんなライフステージが変わっていて驚いた。来てくれた親に、けじめで花を渡すことができてよかった」と話した。
式典後には、同大食堂で交流会もあり、出席者は軽食をつまみながら旧交を温めた。 (平木友見子)
(2024年3月17日 中日新聞朝刊県内総合版より)
20年2月末、新型コロナ感染拡大を受け、同大は約1カ月後に予定していた卒業式の中止を決定。卒業証書は、亀山郁夫学長がサインを入れた、当日読むはずだったメッセージとともに郵送した。当時は、キャンパス内に置いた卒業式の看板前で、「記念に写真だけでも」とスーツや着物姿で写真を撮る卒業生の姿も見られたという。
亀山学長は式典で出席者を前に、4年前に郵送したメッセージをそのまま朗読。「他者への共感力と批判的思考力を養い、異なる他者を自分の心の中に溶かし込む力を手に入れてほしい」という言葉を贈った。
三重県からはかま姿で出席した会社員の池端桃子さん(27)は「コロナ禍で卒業後、全然会えていなかった友人に会えてうれしかった」と喜び、岐阜県から出席した主婦の山田祐奈さん(27)は「結婚や就職など、みんなライフステージが変わっていて驚いた。来てくれた親に、けじめで花を渡すことができてよかった」と話した。
式典後には、同大食堂で交流会もあり、出席者は軽食をつまみながら旧交を温めた。 (平木友見子)
(2024年3月17日 中日新聞朝刊県内総合版より)