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「違いを共に生きる」を理念に、一人ひとりの中にある自分らしさを信じ、次代を生き抜く力を育みます
学生活動 2024.02.10
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認知症のお年寄り どう接する 愛知淑徳大生、千種・千代田橋小で「教室」

桃太郎を題材に認知症について伝える愛知淑徳大の学生たち=千種区の千代田橋小で
区役所などでつくる区地域包括ケア推進会議が主催し、今年で5回目。同大福祉貢献学部の黒川文子准教授のゼミで高齢者福祉を学ぶ3年生11人が、クイズやカードゲームを交え、親しみやすく認知症について紹介した。ゲームでは、認知症のお年寄りへの正しい接し方のカードを選び取り、理解を深めてもらった。
過去にゼミで作った紙芝居「もしも桃太郎のおじいさんが認知症になったら…」も披露。おじいさんが桃太郎の名前やしば刈りの約束を忘れてしまったり、ひとりで歩いていたところを鬼に助けられたりするストーリーを演じた。
竹田多英さん(20)は「難しい言葉遣いを避け、子どもの生活に沿った伝え方に気を付けた。認知症のことを子どもの日常にも落とし込んでもらえたらうれしい」と期待した。14日には、同区の高見小トワイライトスクールでも開かれる。(坂本圭佑)
(2024年2月10日 中日新聞朝刊市民総合版より)