最優秀賞に輝いたアイデアを発表する学生たち＝市公館で

　名古屋港・金城ふ頭や中川運河の水上交通「クルーズ名古屋」活性化のため、産官学が連携して取り組むにぎわいづくりプロジェクトで、アイデアが最優秀賞に選ばれた愛知大の学生らが２７日、市公館を訪れた。河村たかし市長らを前にアイデアを発表した。

　プロジェクトは「クルーズ名古屋」「リニア・鉄道館」など６つの領域から出された７課題に対し、学生が解決アイデアを提案するもの。最優秀賞の企画には実際に実施の機会が与えられる。

　この日は各課題ごとに選ばれた最優秀賞の７チームが登壇し、進捗（しんちょく）や実施結果をまじえて報告。中には「鉄道館に展示されている新幹線Ｎ７００系の車内でプラネタリウムを上映する。試験投影は想像以上にきれいだった。車内では『映え』を狙った光るドリンクも販売する」など、若者ならではのアイデアもあった。

　レゴランドのＣＭ制作に取り組む同大経営学部２年の渡辺雄介さん（２０）は「来年２～３月に撮影する予定。ターゲットである子育て中のお母さんたちに、レゴランドに行きたいと思ってもらえるようなＣＭを作りたい」。日下雄介・住宅都市局長は「いずれもおじさんでは思い付かない、素晴らしい案。今後もみなさんと一緒に取り組んでいけたら」と絶賛していた。

（2023年12月28日　中日新聞朝刊市民版より）