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中日新聞掲載の大学記事

2010.09.01

中部大in上海 上海万博中部大ウイーク

■「研究成果を広く発信」 きょう開幕 山下学長らが抱負

 【上海=木谷孝洋】春日井市の中部大が日本の大学として初めて万博への単独出展を果たす中国・上海万博の「中部大学ウイーク」が、1〜7日の日程で開幕する。31日には上海入りした山下興亜(おきつぐ)学長や伊藤太市長、清水勲春日井商工会議所会頭、加藤洋一中部経済産業局長らが地元のホテルで記者会見し「世界をリードする研究成果を広く発信したい」と抱負を語った。

 主催者を代表して山下学長が「21世紀は『持続可能な社会をどう維持するか』が焦点となるが、これは1つの国や大学では解決できない。上海万博でアジアの大学に協力を呼びかけ、環境の分野で活躍できる人材育成について話し合いたい」と期待を述べた。

 伊藤市長は、春日井市について「住宅都市として発展し、書道が盛ん」などと土地柄を紹介しながら「地元の大学が研究成果を世界に発信するのは誇り」と胸を張った。

 清水会頭は「中部大は市内の企業と産学連携を進めており、新技術や商品開発に積極的だ」と話し、経済界としても高く評価していることを強調した。

 会見には中国政府関係者のほか、人民日報や新華社通信など現地メディア20社が出席し、中部大学ウイークへの注目度の高さを示した。記者からは中部圏と中国の経済分野での連携といった面で質問が相次いだ。

(2010年9月1日 中日新聞朝刊近郊版より)
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