協定書を手にする田中町長（中）と日本福祉大の丸山理事長（左）、原田学長＝阿久比町役場で

　阿久比町は２３日、日本福祉大（美浜町）と包括連携協定を結んだ。町制７０周年と、大学創立７０周年を契機にさらなる連携や協力を目指す。

　町役場であった締結式には田中清高町長と丸山悟理事長、原田正樹学長らが参加。防災や福祉、情報分野などで一体となって取り組むことを誓った。

　日本福祉大は、これまで同町卯坂の阿久比スポーツ村で学生が子どもの指導役を務めるワークショップを開くなどして関わってきた。今後は、より地域社会と連携していく。

　２０１５年の第一次町地域福祉計画の委員を務めた縁もある原田学長は「ともに７０周年を迎えることに縁を感じる。阿久比の未来や、つながりに交えていただきたい」と話した。

　同大はこれまで２３の自治体と包括協定を結んでおり、今秋には常滑市と締結する。

（2023年8月24日　中日新聞朝刊知多総合版より）