協定書に署名した（左から）松永会頭、佐分学長、沢田市長＝江南市役所で

　江南市と江南商工会議所は、名古屋経済大（犬山市）と連携協定を結んだ。産学官の連携を強化し、多様化、複雑化する地域課題に対応していくのが狙いだ。

　連携する項目は、地域の活性化▽地域産業の振興▽子育て支援の推進▽教育・文化の振興－などを掲げ、具体的な方法は今後検討する。同大は既に犬山市と協定を結んでおり、例えば、犬山市の催しと大学祭をあえて同じ日に開くことで来場者数の増加につながるなど効果が出ているという。

　締結式では、沢田和延市長と江南商議所の松永金次郎会頭、佐分晴夫学長が協定書に署名した。沢田市長は「協定をきっかけに取り組みに厚みが出ることに期待している」とあいさつ。佐分学長は「大きな事業は一体となってやるべきだ。できる限り対応していきたい」と話した。（小中寿美）

（2023年8月22日　中日新聞朝刊尾張版より）