高大連携の協定書に署名した佐分学長（右）と加藤校長＝犬山市の名古屋経済大で

　名古屋経済大（犬山市）と小牧工科高校（小牧市）は２１日、高大連携に関する協定を結んだ。今まで以上に交流を深め、互いの施設を利用するなどして教育の充実を図るという。

　小牧工科は工業系高校だが近年は多様な人材育成に取り組んでおり、保育士を目指す生徒もいる。こうした生徒が同大の付属幼稚園で実習する予定で、すでに大学教員が高校に出向いて事前学習するなど関係を深めているという。

　大学であった協定締結式で佐分晴夫学長は「互いの施設利用や文化祭の参加など多様な面で交流し、ウィンウィンの関係を築ければ」と話し、小牧工科の加藤満明校長も「連携を強化することで、教育内容の改善と未来を担う若者の育成につながれば」と語った。

　同様の連携は近隣の犬山総合、犬山、誉、誠信の各高校に次いで５校目。

（2023年7月25日　中日新聞朝刊近郊版より）