黒板に描かれた作品の前で記念撮影をする新入生ら＝中区の前津中学校で

　中区の前津中学校で７日、新入生３６人の入学を祝って、黒板やホワイトボードに描かれた絵画作品がお目見えした。

　名古屋大須ロータリークラブ（ＲＣ）が青少年奉仕事業の一環で取り組み、今年で３年目。県立芸術大の大学生や院生３人が３月２８日に、新入生の教室や活動室など３カ所でそれぞれ１作品ずつ描いた。

　教室にある縦８５センチ、横３６０センチの黒板に描かれた作品は、レオナルド・ダビンチの「最後の晩餐（ばんさん）」がモチーフ。青のチョークで塗った背景に、長机の上に並んだ文房具や教科書、ボールなどを描き、学校生活の始まりを表現した。

　新たな１年を過ごす教室で作品を見た新入生の女子生徒（１２）は「学校生活に関係あるものが描かれていて、今日から中学生になったんだという思いになった。消さずにずっとどこかに飾ってほしい」と話した。

（2023年4月8日　中日新聞朝刊市民版より）