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学生活動  2023.03.24

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光るユニークな感性 栄デザイン学ぶ学生ら作品展

「まぬけ」をテーマにした作品を展示した石川さん=栄のナディアパーク・デザインギャラリーで

「まぬけ」をテーマにした作品を展示した石川さん=栄のナディアパーク・デザインギャラリーで

 デザインを学ぶ学生と院生5人の作品展「Think!」が、栄のナディアパーク・デザインセンタービル4階、デザインギャラリーで開かれている。「まぬけ」「しきたり」「名鉄瀬戸線」などをテーマに若い感性を生かした作品を楽しめる。27日まで。

 展示は県立芸術大院美術研究科1年の石川菜々子さん(24)の「まぬけの研究所」と、市立大芸術工学部産業イノベーションデザイン学科4年の4人の「出発展」の2部構成。

 石川さんは「まぬけ」をテーマに作品づくりをしており、今回は5シリーズを展示。「間の抜けた道具」シリーズでは、イヤーパッドに穴を貫通させ、外の音を聞くという「音が聞こえるヘッドホン」や、底がくりぬかれたサンダル「地面を踏める靴」など、くすっと笑える立体作品が並ぶ。「日常にあるユーモアに気付くきっかけとなったら」と語った。

 出発展は、グラフィックデザインを学ぶ4人が出展。谷口結菜さん(22)は自身が使う名鉄瀬戸線沿線の魅力を再発見してもらえるようなデジタルサイネージ(電子看板)を制作。磯田彩穂李さん(23)はピクトグラム(絵記号)で若年層に日本のしきたりの理解を促すウェブサイトを作った。2人は「テーマ設定が難しかった」と振り返った。

 午前11時~午後7時(最終日は同5時)。入場無料。 (下條大樹)

(2023年3月24日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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