フリーマーケットに参加する学生たち＝美浜町の日本福祉大で

　日本福祉大（美浜町）の学生と、障害児通所施設を運営するＮＰＯ法人、ＰａｋａＰａｋａ（パカパカ）＝武豊町＝が、３０日に半田市のクラシティ３階の市民交流センターで、子ども用品のフリーマーケットを開く。午前１１時～午後２時半。

　さまざまな要因で、こだわりが強かったり、興味の移り変わりが激しかったりする子どものため、安価なおもちゃや子供服を数多くそろえようと企画。フリーマーケットのほか、託児スペースや工作を楽しめるコーナーも設ける。大学の講義の一環として、社会福祉学部の１年生１７人が参加する。

　販売する品物は大学の教職員らから集め、１０００点以上を用意。価格は１０～５００円。売り上げは、パカパカの家族支援事業に充てる。

　両者によるフリーマーケットの開催は、２０１８年に始まったが、新型コロナウイルス禍で中断。３年ぶりの開催となる。

　学生リーダーの外山貴教さん（１８）は「みんなで子どもを助ける『地域共生』の実現に一歩近づけば」。サブリーダーの水野萌佳さん（１８）は「子どもたちが自分に合ったおもちゃを見つけて、生活が良くなればうれしい」と話している。（三宅駿平）

（2023年1月27日　中日新聞朝刊知多版より)