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お知らせ 2023.01.17
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発達障害の子支援 金城学院大で講義 「個別の合理的配慮を」
発達障害の子の特徴を理解し、幼稚園や小学校などでの適切な支援方法を学ぶ講義が16日、守山区の金城学院大であった。幼稚園や小学校の教員を育成する学科の4年生116人が耳を傾けた。
読み書きが困難な子らを支援する団体「ディスレクシア協会名古屋」の吉田優英(やすえ)代表が講師を務めた。気が散りやすいといった特徴のある注意欠陥多動性障害(ADHD)の子は怒られることが多いため、「良い行動ができるよう、できたことを褒めて」と呼びかけた。
自閉スペクトラム障害(ASD)の子は、予定の変更が苦手で、言葉通りに受け取ることがある。対応として、予定を黒板に書くことや、具体的な言葉で表現することを挙げた。読み書きが苦手な子には、漢字は部首とつくりの特徴を唱えながら覚えてもらう方法などを伝えた。「すべての子に分かりやすい環境の整備と、個別の合理的配慮が大切」と説いた。
聴講した学生の7割が、今春から教育や保育の現場に出る。4月から幼稚園で働く高取麗子さん(22)は「頑張っている子に、否定ではなく、認める声かけをしていきたい」と話した。(加藤祥子)
(2023年1月17日 中日新聞朝刊市民総合版より)
読み書きが困難な子らを支援する団体「ディスレクシア協会名古屋」の吉田優英(やすえ)代表が講師を務めた。気が散りやすいといった特徴のある注意欠陥多動性障害(ADHD)の子は怒られることが多いため、「良い行動ができるよう、できたことを褒めて」と呼びかけた。
自閉スペクトラム障害(ASD)の子は、予定の変更が苦手で、言葉通りに受け取ることがある。対応として、予定を黒板に書くことや、具体的な言葉で表現することを挙げた。読み書きが苦手な子には、漢字は部首とつくりの特徴を唱えながら覚えてもらう方法などを伝えた。「すべての子に分かりやすい環境の整備と、個別の合理的配慮が大切」と説いた。
聴講した学生の7割が、今春から教育や保育の現場に出る。4月から幼稚園で働く高取麗子さん(22)は「頑張っている子に、否定ではなく、認める声かけをしていきたい」と話した。(加藤祥子)
(2023年1月17日 中日新聞朝刊市民総合版より)