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お知らせ  2022.09.21

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自販機で人助け 愛知淑徳大 売り上げ一部 フードバンクに

セカンドハーベスト名古屋の活動を支援する自動販売機=長久手市の愛知淑徳大長久手キャンパスで

セカンドハーベスト名古屋の活動を支援する自動販売機=長久手市の愛知淑徳大長久手キャンパスで

 生活困窮者への食糧支援をしている北区の認定NPO法人「セカンドハーベスト名古屋」の活動を支援する自動販売機が14日、長久手市の愛知淑徳大長久手キャンパスでお披露目された。学生や教員らが利用する研究棟に設置され、売り上げの一部が同法人へ寄付される。

 同法人は、企業や農家などから寄付された食品を生活困窮者へ無償で提供する「フードバンク」の活動に取り組む。今回、「コカ・コーラ ボトラーズジャパン」が活動への協力を申し出て、コーヒーやココアなどのカップ式自販機を研究棟1階の出入り口付近に設置。同法人のロゴが入ったラッピングも施した。

 同法人の前川行弘理事長(74)は自販機を通して「フードバンクという言葉や法人の名前を知って興味を持つ機会になってくれれば、ありがたい」と期待。同社ベンディング愛知北支店の奥野馨支店長(49)は「今後も賛同してもらえる企業や学校、施設に設置を広げていきたい」と話した。

 同大はこれまでも消費期限が迫った災害用備蓄品の食料を同法人へ寄付している。今年は、活動に賛同した学生がフードドライブの団体「PASSREL(パスレル)」を立ち上げた。学生や教員から集めた食料を、豊田市の保見団地や長久手市の県営住宅に住む子どもたちに届ける活動を半年ほど続けている。

 同団体代表で、ビジネス学部3年の村松優さん(21)は「フードバンクやフードドライブという言葉は知っていても何をしているのか知らなかったり、何もできていなかったりする学生も多い。自販機を使うことで、学生が実際に行動できるようになってくれればうれしい」と話した。

 (森本尚平)

(2022年9月21日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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