共同での取り組みを紹介する豊橋創造大とサーラグループの担当者＝豊橋市駅前大通で

　産学が連携して市民に学習の場を提供しようと、サーラグループと豊橋創造大・同短期大学部は８日、豊橋市駅前大通のｅｍＣＡＭＰＵＳ（エムキャンパス）で開いた記者会見で、８月以降にセミナーなどを共同で展開する考えを示した。

　サーラグループと豊橋創造大は２００７年に交流協定を締結。大学での共同研究や職員の相互派遣などを続けてきたが、近年はあまり交流してこなかった。

　協定締結から１５年たったことを受け、８月に市内の高校生以上を対象にしたワークショップ、９月に創造大教員が講師となり、サーラプラザ豊橋（同市白河町）の来場客向けに健康意識向上に向けたセミナーを開くことを決めた。

　創造大短期大学部キャリアプランニング科の花岡幹明教授は「地元企業と連携し、地域の大学として市民の皆さんに貢献できる活動を進めていきたい」と話した。（斎藤徹）

（2022年7月9日　中日新聞朝刊東三河総合版より）