今後の目標を報告し合う参加者＝稲沢市の愛知文教女子短大で

　保育士資格がある人や、資格なしで子どもに関わる仕事をしたい人を対象にした就職支援セミナーが６月２９日、稲沢市の愛知文教女子短大であった。

　大学と市が共催する計４回の連続講座。３０～５０代の女性２０人が参加し、最新の保育所保育指針や食物アレルギー対応、インクルーシブ教育などを学び、市内の保育園や児童センターで実習をしてきた。

　最終日の２９日には、参加者が講座を受けた感想を発表。「まずは子育て支援員をやってみたい」「大学に入って保育士資格を取る」など、目標も話した。

　保育士資格なしで、市内で保育園職員として働いている日野あづみさん（３７）は「国の保育指針が何度も改定されていると知り、子どもへの対応も時代に合わせて変えないといけないと思った。子どもの主体性を大事にするようにしたい」と話した。（寺田結）

（2022年7月1日　中日新聞朝刊尾張総合版より）