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お知らせ  2022.02.02

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アレルギー配慮 備蓄用パン 卵使わず 愛知文教女子短大が開発

県産米粉を使った卵不使用の備蓄用のパン=稲沢市役所で

県産米粉を使った卵不使用の備蓄用のパン=稲沢市役所で

 稲沢市の愛知文教女子短大は、米穀製品の開発・製造などを手掛ける「名古屋食糧」(名古屋市中区)と連携し、防災備蓄用のパンの缶詰を開発した。卵を使わずに作っており、アレルギー研究に力を入れる同短大の強みも生かした。 (牧野良実)

 当初は、短大の創立70周年の記念品として製造。配った関係者たちに好評だったため、昨年12月ごろ販売を始めた。

 1缶にパン2個入りで、5年間保存できる。パンは卵を加えずに作るとぱさぱさした食感になるが、小麦粉に県産の米粉を混ぜてデニッシュ生地にすることでもっちりとさせ、子どもからお年寄りまで食べやすいようにした。缶の開け口もなめらかにし、飲み物などの容器として使えるように工夫した。

 富田健弘学長らが1月26日、稲沢市役所を訪れ、240缶を贈った。市は防災倉庫に保管して災害時に活用する。安藤京子学長補佐は「小麦粉や乳製品を使っていないパン以外の防災備蓄食も考えていきたい」と話した。

 1缶400円(税別)。短大などで購入でき、郵送でも注文できる。(問)同短大=0587(32)5169

(2022年2月2日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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