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中日新聞掲載の大学記事

2008.05.25

中部学院大仕切り直し三重中京大

 全日本大学野球選手権(6月10日開幕・神宮、東京ドーム)の出場権をかけ、三重、岐阜、静岡の3学生リーグ覇者が激突する東海地区大学野球選手権(中日新聞社後援)が24日、長良川球場で行われた。中部学院大(岐阜)は東海大海洋学部(静岡)に2−1で勝ち、三重中京大(三重)は東海大海洋学部に延長12回3−1で勝利した。第3試合の中部学院大−三重中京大は雨のため中止。勝者が選手権に出場する、仕切り直しの1戦は25日、長良川球場で12時から行われる。

両者順延『問題なし』

 勝者が大学選手権の代表権を獲得する第3試合は、雨のため午後3時20分に中止が決定した。第1試合で東海大海洋学部に2−1で勝利した中部学院大はスタンドから第2試合の行方を見届けた。4番の山木は「明日は投手次第だと思う。でも、きょうの試合を見て、三重中京大の打線を抑える自信はあります」と2年連続の大学選手権出場へ自信をみなぎらせた。

 この日8イニングを被安打5、1失点の好投を見せたエース・山下も1日2試合でなく、25日に順延になったことで、三重中京大戦に登板できる。「きょうはしっかり休んで明日に備えたい」と早くも気持ちを切り替えた。

 三重中京大は東海大海洋学部戦では決定打が出ず、延長戦にまでもつれこんだ。しかし、3時間の時間切れ引き分けが濃厚になった12回に2死満塁から8番の小田に2点適時打が飛び出し、3−1で勝利。大河賢二郎監督(62)は「もう少し早く点が取れると思った…。でも明日いいコンディションでできるだろうし、明日で良かった」とチームのムードが最高潮とあって、中止順延を意に介さない様子だった。

 三重中京大にとっては松阪大から05年に校名変更して以降、初めての大学選手権出場を懸ける一戦。主将の坂田捕手は「新校名での僕らは“1期生”。後輩たちに何かを残してあげたいし、勝って神宮に行きたい」。自身の夢であるプロへ、スカウトにアピールするためにも坂田はチームをけん引するつもりだ。 (大久保晋)

▽総当たり戦

東海大海洋学部(静岡=1敗)
 001000000―1
 10100000x―2
中部学院大(岐阜=1勝)
(東)繁田−植松
(中)山下、森下−山木

三重中京大(三重=1勝)
 100000000002―3
 001000000000―1
東海大海洋学部(静岡=2敗)
(延長12回)
(三)河部、藤居−坂田
(東)奥−植松

(中部学院大−三重中京大は雨天のため中止。25日に順延)

(2008年5月25日 中日スポーツ12面より)
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