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大学野球 2022.06.13
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愛知大学野球 愛知東邦大 創部22年目悲願の1部昇格
■毛利3回V打
愛知東邦大(2部優勝)が東海学園大(1部6位)に7-3で勝ち、創部22年目で初の1部昇格を決めた。3-3の3回に5番・毛利水樹内野手(2年・日本航空石川)が勝ち越しの右前適時打を放つと、終盤にも得点を重ねて突き放した。最後は前日に完投勝利した徳久遼投手(3年・浜松湖北)が試合を締めた。入れ替え戦の結果、今秋リーグ戦は愛知東邦大が1部、東海学園大と愛産大が2部で戦う。
■20年秋の雪辱
1アウトを取る度に、愛知東邦大ナインのボルテージは上がっていった。9回2死三塁。力なく上がった最後の打者の打球は左翼手のグラブの中へ。マウンドにできた歓喜の輪を見届けた田中洋監督(52)は左袖でそっと目をぬぐった。
「今年は勝負できるチームだと思っていた。へたくそな集団が本当によく練習してくれて…。ここまで来られたのは学生たちの努力があったからこそです」
今季は10勝1敗の1位でプレーオフに進出すると、星城大を破って2度目の優勝を飾った。さらに入れ替え戦では2020年秋に連敗した東海学園大と再戦し、連勝で01年の創部以来初の1部昇格を勝ち取った。又吉李樹主将(4年・嘉手納)は「2年前の入れ替え戦でこういう戦い方をしないと勝てないと分かった。今日は自分たちがやってきたことを披露しようと思い、それが結果に表れた」と笑顔を見せた。
■田中監督「学生たちの努力の成果」 目標は東邦高と神宮W出場
愛院大ではコーチを10年、監督を5年務めていた田中監督。「勝った瞬間にすぐに気が引き締まった」と早くも来季の戦いを見据えた。次の目標は1部で優勝し、同じ系列の東邦高との明治神宮大会へのアベック出場。「学園としての夢。高校は強いですから、大学の方が頑張らないといけないですからね」。1部でも上だけを見て突っ走る。 (谷大平)
▽第2週2回戦(愛知東邦大2勝)
東海学園大(1部6位) 021000000|3
愛知東邦大(2部1位) 30100111x|7
(東)山田恭、桐沢、藤沢、谷川-山本
(邦)富田、宮川、徳久-松吉
(愛知東邦大は1部昇格)
(2022年6月13日 中日スポーツ8面より)
愛知東邦大(2部優勝)が東海学園大(1部6位)に7-3で勝ち、創部22年目で初の1部昇格を決めた。3-3の3回に5番・毛利水樹内野手(2年・日本航空石川)が勝ち越しの右前適時打を放つと、終盤にも得点を重ねて突き放した。最後は前日に完投勝利した徳久遼投手(3年・浜松湖北)が試合を締めた。入れ替え戦の結果、今秋リーグ戦は愛知東邦大が1部、東海学園大と愛産大が2部で戦う。
■20年秋の雪辱
1アウトを取る度に、愛知東邦大ナインのボルテージは上がっていった。9回2死三塁。力なく上がった最後の打者の打球は左翼手のグラブの中へ。マウンドにできた歓喜の輪を見届けた田中洋監督(52)は左袖でそっと目をぬぐった。
「今年は勝負できるチームだと思っていた。へたくそな集団が本当によく練習してくれて…。ここまで来られたのは学生たちの努力があったからこそです」
今季は10勝1敗の1位でプレーオフに進出すると、星城大を破って2度目の優勝を飾った。さらに入れ替え戦では2020年秋に連敗した東海学園大と再戦し、連勝で01年の創部以来初の1部昇格を勝ち取った。又吉李樹主将(4年・嘉手納)は「2年前の入れ替え戦でこういう戦い方をしないと勝てないと分かった。今日は自分たちがやってきたことを披露しようと思い、それが結果に表れた」と笑顔を見せた。
■田中監督「学生たちの努力の成果」 目標は東邦高と神宮W出場
愛院大ではコーチを10年、監督を5年務めていた田中監督。「勝った瞬間にすぐに気が引き締まった」と早くも来季の戦いを見据えた。次の目標は1部で優勝し、同じ系列の東邦高との明治神宮大会へのアベック出場。「学園としての夢。高校は強いですから、大学の方が頑張らないといけないですからね」。1部でも上だけを見て突っ走る。 (谷大平)
▽第2週2回戦(愛知東邦大2勝)
東海学園大(1部6位) 021000000|3
愛知東邦大(2部1位) 30100111x|7
(東)山田恭、桐沢、藤沢、谷川-山本
(邦)富田、宮川、徳久-松吉
(愛知東邦大は1部昇格)
(2022年6月13日 中日スポーツ8面より)